【系統分析】ノーザンダンサー系

◆特徴

ノーザンダンサー系最大の武器は勝負強さとレース終盤でのタフさ。大舞台になればなるほど信頼性が上昇する。

比較的気性も扱いやすく、レースを覚えて自分の型を見いだせれば息の長い活躍をする。

レース中無駄な力を使わず効率的なので、先行して最後の踏ん張りも効くし、終いの爆発的な末脚を支えるスタミナも十分引き出せる。

父ノーザンダンサーはその父の傾向が色濃く反映されやすい。スピード型はスピードタイプが、スタミナ型はスタミナタイプというように。

母父ノーザンダンサーはまさに競走馬の宝で、スタミナ、勝負強さを補強してくれる心強い存在になる。

ノーザンダンサー系自体は重馬場にも適性があるが、母父に入ると父の能力をサポートする方に強く出てしまうため、サンデー系のような道悪苦手種牡馬はそのまま露骨に苦手まで継承するようだ。

◆ウィークポイント

「レース中無駄な力を使わず効率的」とは言ったが、逆に同じペースでラップを刻むようなタイトなレースは苦手。

その意味で持続的なラップを刻むのが得なミスタープロスペクター系やナスルーラ系は天敵になる。

ただ、そういった弱点を補強する配合を重ねてきたのもノーザンダンサーの強みで、一族の中にヴァイスリージェント系(フレンチデピュティ、クロフネ)、短距離だとストームキャット系のようなタイプも出てきており、王国の牙城を万全のものにしようとしている。

◆相性の良い血統

・サンデーサイレンス系

・ミスタープロスペクター系

・実はノーザンダンサー系(タイプを間違えなければ)

◆代表的なイメージ

・マルゼンスキー

・ダンシングブレーヴ

・クロフネ

・フサイチコンコルド

・シンコウラブリイ

・ビコーペガサス

・ブラックホーク